Instant IDでLoRAが不要になる?【Stable Diffusion WebUIでInstant IDを使い同じ顔の人物を生成する方法】

のぶちゅーぶ
5 Feb 202415:55

TLDR今回紹介するのは、Stable Diffusion WebUIで使用可能な「Instant ID」機能です。この技術を使うと、1枚の参照画像から人物の特徴を読み取り、同じ顔のキャラクターを生成することができます。従来のLoRAやFACEIDに比べて精度が高く、一貫性のある画像を生成できるという特徴があります。動画では、必要なデータのインストール方法やモデルの使い方、さらには画像生成の実際の例を紹介しています。Instant IDを使うことで、LoRAなどの学習データ不要で、簡単に高精度のキャラクター画像を生成することが可能になります。

Takeaways

  • 😀 この動画では、Stable Diffusion WebUIでのInstant ID機能の使用方法が紹介されています。
  • 🔍 Instant IDは、1枚の参照画像から人物の特徴を読み取り、同じ顔のキャラクターを生成する技術です。
  • 📸 参照画像を用いた画像生成では、FACEIDよりも高精度で一貫性のある結果が得られます。
  • 🛠️ 使用する前に、ControlNet技術を使用するため、関連するモデルのインストールと更新が必要です。
  • 💾 必要なモデルは、IPアダプターバイナリーとディフュージョンパト値モデルの2つです。
  • 🎛️ コントロールネットの設定では、ユニット数を2以上にし、各ユニットに異なる処理を割り当てます。
  • 🖼️ ユニット0ではインスタントIDを使用し、参照画像と同じ人物の顔を生成します。
  • 👤 ユニット1では、顔のパーツの位置を読み取り、より自然な変化をもたらすことができます。
  • 🎨 モデルはSDXL用のみ公開されており、SD1.5系では使用できません。
  • 🖥️ 設定のチューニングが重要で、CFCスケールやサンプリングステップ数の調整が提案されています。
  • 🌐 動画では、lcmローラとInstant IDを組み合わせた使用例も紹介されており、画質の向上が見られるとされています。

Q & A

  • インスタントIDとはどのような機能ですか?

    -インスタントIDは1枚の参照画像を読み込ませることで、その人物の特徴を把握し、一貫性のある画像を生成する技術です。

  • インスタントIDを使用する前にインストールする必要があるデータは何ですか?

    -インスタントIDを使用するには、まずコントロールネット技術を使用するため、それに関連するモデルをインストールする必要があります。

  • Stable Diffusion WebUIでインスタントIDをインストールするにはどうすればいいですか?

    -Stable Diffusion WebUIでインスタントIDをインストールするには、まずSDWEBUIコロネット機能をインストールし、次にIPアダプターバイナリーファイルをダウンロードしてWEBUIホルダーの中のモデルフォルダに保存します。

  • インスタントIDを使用する際の推奨設定とは何ですか?

    -インスタントIDを使用する際の推奨設定は、CFCスケールを4から5の間、サンプリングステップ数を20から30の間で調整することです。

  • インスタントIDを使用しない場合と使用した場合の画像の違いは何ですか?

    -インスタントIDを使用しない場合、生成される人物の顔の特徴はバラバラになり、一貫性がありません。しかし、インスタントIDを使用することで、同じ人物の画像を生成することができます。

  • lcmローラーとは何ですか?また、どのように使えばいいですか?

    -lcmローラーは画像の画質を向上させるための技術です。インスタントIDと併用することで、生成される画像の質が向上します。使用方法については、特定の動画やガイドを参照してください。

  • インスタントIDを使用して生成された画像は、モデルによっても異なるでしょうか?

    -はい、モデルによって生成される画像の精度や外観に違いが出る可能性があります。参照画像とモデルが一致するようにすると精度が向上します。

  • インスタントIDを使用した画像生成では、プロンプトはどのように影響しますか?

    -プロンプトは生成される画像の背景、服装、スタイルなどに影響を与えます。ただし、人物の顔はインスタントIDによって固定されるため、プロンプトによらず同じ人物が生成されます。

  • インスタントIDを使用する際に遭遇する可能性のある問題とは何ですか?

    -インスタントIDを使用する際に遭遇する可能性のある問題として、画質が微妙になることや、生成される画像の改造感が弱くなることが挙げられます。

  • インスタントIDを使用した画像生成の利点は何ですか?

    -インスタントIDを使用することで、1枚の画像を元に同じ人物の画像を繰り返し生成することができ、キャラクターの一貫性を保ちながら創作することができます。

Outlines

00:00

😀 Introduction to Instant ID in Stable Diffusion

The video introduces a feature called Instant ID in the context of Stable Diffusion, which allows for generating images with consistent facial features based on a single reference image. The presenter, Nobu, explains that this method surpasses the precision of FACEID and IP Adapter. He intends to demonstrate how to use Instant ID with the Stable Diffusion WEB UI. The video also mentions that Nobu operates a website called ITDTM, where he posts articles related to diffusion and reviews of PC peripherals and gadgets. The video's agenda includes a brief introduction to Instant ID, necessary installations for using it, a tutorial on how to use the feature, and a showcase of the types of images it can generate. Finally, there will be a summary of the video.

05:02

🛠️ Setting Up Instant ID in Stable Diffusion WEB UI

The setup process for using Instant ID in the Stable Diffusion WEB UI is detailed. This involves installing the ControlNet extension, which is used to control the generation process. The presenter guides viewers on how to download and install the necessary models, specifically the IP Adapter Binary and the Diffusion Patch values model, from designated pages and places them in the correct folders within the WEB UI Holder. The video emphasizes that the models used should be compatible with the SDXL version, as the Instant ID model is currently only available for this version. The presenter also provides tips on settings such as the number of ControlNet units, the importance of Pixel Perfect, and the selection of the Instant ID processor and model within the WEB UI.

10:04

🖼️ Generating Images with Instant ID

The presenter demonstrates how to generate images using Instant ID with a specific focus on controlling facial features. He explains the process of setting up the ControlNet units, with Unit 0 using Instant ID for facial embedding and Unit 1 for keypoint detection. The video shows how to input a reference image and configure the settings to generate images that maintain the same facial features across different prompts and backgrounds. The presenter also discusses the impact of settings like the CFC Scale and Sampling Steps on the quality and consistency of the generated images. Additionally, he compares the image quality with and without the use of the LCM Roller, a technique that significantly improves the output quality when used in conjunction with Instant ID.

15:05

📝 Conclusion and Call to Action

In the concluding part of the video, the presenter summarizes the tutorial on using Instant ID in Stable Diffusion WEB UI. He expresses amazement at the feature's ability to generate consistent images from a single reference image and emphasizes the high precision it offers. The presenter also mentions the website ITDTM, where he has published an article with a detailed guide on using Instant ID, including download links for the necessary models. He invites viewers to check out the article and provides a link in the video description for easy access. The video ends with a call for viewers to subscribe to his channel and give the video a thumbs up if they found it helpful, and he thanks everyone for watching.

Mindmap

Keywords

Instant ID

Instant IDは、1枚の参照画像を元に、同じ人物の画像を生成する技術です。この技術は、従来のLoRAやFACEIDに比べて精度が高く、一貫性のある画像を生成することができます。ビデオでは、Instant IDを使用して、特定の人物の顔を再現するデモが行われ、その精度と使いやすさが強調されています。

Stable Diffusion WebUI

Stable Diffusion WebUIは、Stable DiffusionというAI画像生成モデルを操作するためのウェブインターフェースです。ビデオでは、このWebUIを使用してInstant ID機能を実演し、ユーザーフレンドリーな操作性と強力な機能が説明されています。

LoRA

LoRAは、以前は人物の顔を固定するために使用されていた技術です。しかし、Instant IDの登場により、LoRAのような事前学習されたデータの使用は不要になり、より簡単に同じ人物の画像を生成できるようになりました。

FACEID

FACEIDは、人物の顔の特徴を特定し、それに合わせた画像を生成する技術です。ビデオでは、Instant IDと比較してFACEIDの精度が低いと述べられており、Instant IDがFACEIDよりも高精度の画像生成が可能であることが強調されています。

コントロールネット

コントロールネットは、AI画像生成プロセスにおいて、生成される画像の特定の特性を制御する技術です。ビデオでは、Instant ID機能を利用するためにコントロールネットのインストールと設定が行われ、その重要性と使用方法が説明されています。

IPアダプター

IPアダプターは、Instant ID機能を可能にするモデルの一つです。ビデオの中では、IPアダプターバイナリーファイルのダウンロードと設定方法が説明されており、これを通じて参照画像と同じ人物の画像を生成する方法が紹介されています。

モデル

モデルは、AI画像生成において使用される学習済みのデータセットです。ビデオでは、Instant ID機能を利用するために必要なモデルのダウンロードとインストール方法が説明されており、モデルが生成プロセスにどのように影響するかが解説されています。

Pixel Perfect

Pixel Perfectは、コントロールネットの設定におけるオプションの一つで、生成される画像の精度を高めるために使用されます。ビデオでは、Pixel Perfectを有効にすることで、参照画像と非常に近い画像を生成できると説明されています。

CFGスケール

CFGスケールは、生成プロセスにおいて画像の詳細度や質感を調整するパラメータです。ビデオでは、CFGスケールを低く設定することで画質を向上させる方法が提案されており、設定値が画像に与える影響が解説されています。

lcmローラー

lcmローラーは、画像生成において使用されるテクニックの一つで、生成される画像の質を向上させる効果があります。ビデオでは、lcmローラーとInstant IDを併用することで、より高品質な画像を生成できると述べられています。

Highlights

Instant IDという機能を紹介し、Stable Diffusion WebUIで同じ顔の人物を生成する方法を説明します。

Instant IDを使用することで、LoRAの必要がなくなり、画像生成の精度が向上します。

FACEIDよりも高精度で一貫性のある画像を生成できると述べています。

Stable Diffusion WebUIでのInstant IDの使用方法を詳しく解説しています。

必要なデータやモデルのインストール方法についても説明しています。

Instant IDは1枚の参照画像から人物の特徴を読み取り、その特徴を元に画像を生成する技術です。

コントロールネットの技術を利用して、高精度の画像生成が可能です。

IPアダプターFACEIDと似たような機能を提供しています。

使用するモデルはSDXL用のみであり、SD1.5系のモデルでは使用できません。

CFCスケールを低めに設定することが推奨されており、サンプリングステップ数も低めが好まれています。

Instant IDを使用した画像生成の実際の効果を紹介し、画質の微妙な点についても触れています。

lcmローラーとInstant IDを併用することで画質が向上することが明らかです。

プロンプトに様々なワードを並べて画像生成を試み、その結果を紹介しています。

Instant IDを使用することで、モデルが違っていても同じ人物の画像が生成されると述べています。

変わったプロンプトで遊ぶことで、画像生成が面白くなることが示されています。

Instant IDの使い方やモデルのダウンロードリンクについては、ウェブサイトITDTMで記事を参照できると案内しています。

最終的には、1枚の画像を放り込むだけで高精度の画像が生成できるようになるという驚きの機能を紹介しています。